立教大学日本語教育センターのシンポジウムにてコメンテーターを務めました

立教大学日本語教育センターのシンポジウムにてコメンテーターを務めました

7月9日(土)、立教大学日本語教育センターが主催するシンポジウム『社会・コミュニティを変える力とは? ―21世紀の日本をけん引する立教型グローバル人材育成を日本語教育の視点から考える―』にて、当社の中村がコメンテーターを務めました。

立教大学では「自ら考え(=思考力)、行動し(=変革力)、世界と共に生きる(=共感・協働力)」ことのできる「新しい」グローバル・リーダーの育成を目指してさまざまな取り組みが進められており、その中で日本語教育センターは、日本人学生と留学生が交流する機会を提供しています。

本シンポジウムでは、日本語教育センターの活動に参加した3名の日本人学生から、それぞれの活動を通して何を感じ、何に気づき、何を学んだのかについてお話しいただいた後、留学生のキャリア支援と向き合ってきた当社中村より2つのポイントについてコメントしました。

1つ目は、グローバルと聞くと、多くの人は英語を身につけることばかり意識してしまいがちですが、言語スキルを身につけることばかり意識せずに、他者とふれあう資質を身につけようとすることが大切だという点です。どんな言語であっても、異なる他者と関わろう、相手を知ろうという資質が重要で、扱う言語が日本語だけであっても世界の広さを知る道標になり得ると話しました。

2つ目は、自分と異なる他者との交流を面倒に思ってしまい、交流を避けてしまうこともあるかもしれないが、難しいことやべき論にとらわれず、まずは純粋に交流を楽しむことが大切だということです。自分が人に影響を与え、また他者からも同様に影響を与えられるという関係が地球に広がっていく感覚を楽しもうという姿勢、そして、地球規模で相手を知りたいと思い、伝えたいと願う欲求、この好奇心こそグローバル人材の資質だとして、この欲求を大学にいる時から養うことの大切さを述べました。多様な人を知ることで自らの多面性を知る、自己理解を深めることは、本質的な豊かさの発見につながり、自分自身のキャリアの発展にも大きく貢献するだろうと最後にそえました。

下記のリンクから詳細をぜひご覧ください。
立教大学 日本語教育センターシンポジウム2022