高度外国人材が気にする労働条件とは?

高度外国人材が重視するのは「給与」か?

優秀な人材を獲得するために大切な要素はいくつもありますが、魅力的な労働条件により多くの優秀な人材が集まることは疑いようのないところです。その一つとして、同業他社よりも高い給与を提示して人材獲得を積極的に行っている会社があります。

金銭的な報酬は非常にわかりやすく、グローバルに機能するのでとても合理的な戦略だと思います。しかし、高い給与を提示するよりもコストが低く、同程度以上の効果が期待できる戦略をご存知でしょうか?

「高度外国人材を採用したいが、良い人材がなかなか応募してこない」「選考中は良い反応をしていたように見えるのに、内定受諾に至らない」などのお悩みをお持ちの場合は、この記事が役に立つかもしれません。

今回は、高度外国人材が就職先を決める上で重要視しているポイントについて解説していきたいと思います。

他国で生活することの難しさ

手軽にできて効果が高いのは「住居支援」です。入社の意志決定はもちろんのこと、入社後の定着にまで影響を及ぼすので、給与以上の効果があると弊社は考えています。

まず前提として、外国人にとって住居を見つけるということは、我々が思っているよりもずっとハードルが高いです。経済力のある人でも日本人の連帯保証人が求められたり、人物的に確かな人でも日本語が話せないと断られたりします。気に入った物件が賃貸保証会社に対応していなかったり、外国人であるという理由だけで大家さんから入居を断られたりするケースも結構あります。

仕事内容や会社の雰囲気は気に入っていても、仕事と関係のない理由で破談になっている現実があるのです。何ともったいないことでしょう。

彼らは来日したときに自分が経験していたり、先輩・友人の話を聞いたりしているので、仕事を探すときに以下の質問をよくしてきます。

  • 社宅はありますか?
  • 家探しのサポートはありますか?
  • 家賃補助はありますか?

社宅がある場合はそれでよいでしょう。そうでない場合は家探しのサポートはがあると良いです。特に、現住所から遠く離れたところで勤務する場合は、引っ越し先の生活が全く想像できない分、不安も大きいので、住居サポートの有無がより重要になります。

また家賃補助については、大きな金額でなかったとしても「生活が守られている」という安心感を与えることができます。合理的に考えれば、自由に使えるお金=給与を上げてもらった方が良さそうなものですが、異国で生きることの不安を取り除くことは単純な金額以上の効果があるのです。

私たちも、もし中国やベトナム、アメリカ、フランスなど異国に住んで働くことになった場合、住居の支援をしてもらったらすごく助かりますよね。家を自力で探さなければならないというのは、想像以上に大きな障害なのです。

少しの手間で、大きな成果を

外国人の採用を検討される企業様からよく寄せられる声として「うちはまだ外国人受け入れの体制が整ってないから難しい」というのがあります。人材の多様化に寄り添わんとするいい会社だな、と感じる一方で、「そこまで大きな準備をしなくても大丈夫なのに」とも思います。

完璧に仕上げてから物事を進めるのは日本的な美徳なのでしょうが、正直に言えば外国人はそこまで求めていないことが多いです。小さくてもいいから、自分の悩みに寄り添った対応を求めています。

従って「どのような外国人が来ても、この体制・マニュアルで大丈夫!!」というものを作り上げるよりも、今目の前にいる外国人の要望に耳を傾け、少しばかり手を引いてあげる方が効果が高いです。

ほんの少しの手間、それによって彼らは安心感を覚え、あなたの会社を信頼します。その第一歩として、家探しのサポートを採用戦略に加えてみませんか?

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