外国人留学生の就職、遅々として進まず。

マイナビ国際派就職、「新型コロナウイルス感染拡大による外国人留学生の就職活動への影響調査」(※1)によると、今年5月末時点での留学生の内々定率は2.2%にとどまっており、大きく出遅れていることが明らかとなった。
※1 「新型コロナウイルス感染拡大による外国人留学生の就職活動への影響調査」

これは、留学生の就職支援を行っている弊社の留学生専任キャリアアドバイザーの感覚とも合致する。今年と来年は就職を希望する留学生にとって厳しいものとなるだろう。

留学生の視点で言うと、就職の可能性を上げるには「特定技能」の準備を進めるのが良いかもしれない。長らく日本で学び、日本語や専門性を身につけてきた留学生からすると不本意な部分もあるかもわからないが、何しろタイミングが悪い。日本にいられなくなるリスクを考えれば、「特定技能」の基本的な調査と準備くらいはしておいても損はないはずだ。

学校の視点で言うと、例年以上に就職支援は困難なものとなり、留学生から相談されてもうまく答えられないことも多々出てくるだろう。苦難が今年で終わるなら就職活動のための「特定活動」を取るようアドバイスしてもいいだろうが、来年も引き続き厳しい状況が続くことが想定される。現時点では判断できないが、「母国に帰って就職する方がいいかもしれない」という考えを例年以上に頭においておくのが良さそうだ。

企業の視点で言うと、通常は採れないような優秀な人材が就職したくても内々定先を持たず滞留している。資金に余裕があるならば、今1〜2名くらい外国籍のハイポテンシャルな人材を採っておくと、5年後に大きな利益を生み出すかもしれない。人材不足や商品・サービスの売り先拡大などといった経営課題はいずれにせよ強まるのだから、高度外国人材採用を始めるならむしろ好機と言えるだろう。

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