約1年で6ヵ国の人間を採用してみて気づいたこと

ー 従来の殻を打ち破る力が必要だった

外国人材採用のメリットは何だろうか?人手不足問題への対応、優秀な人材の獲得、組織の多様性実現・・・そういったキーワードが頭に浮かんでくる一方、実際にそのメリットを体感したことのある企業は多くないのではないだろうか?東京都港区に本店を置く株式会社Zeal.G・Pもそのような会社の一つだった。
「日本の市場が全体的に縮小していく一方、海外のマーケットはどんどん大きくなっている。うちのライバルも国外の旺盛な需要を取り込むことで大きな成長を果たしているところがある。従来のビジネスの範囲を飛び出して、新しいことに果敢に挑戦していく人材を求めていました。」
同社の上村社長はこう語る。単身日本にやってきて自ら新しいことを学び取り、積極的に人脈を形成し、自分自身を異なる環境に適応させている留学生は、求めている人材像にぴったりあてはまる。

ー なぜSociariseをパートナーに選んだのか?

外国人材の紹介会社は数多く存在する。その中で、Zeal.G・P社がSociariseをパートナーに選んだのは、なぜなのか?
「弊社はそれまで外国人材の採用をしたことがなく、正直に話せばすごく簡単に捉えていました。メディアは連日外国人材受け入れ拡大のニュースを報道して、世の中全体がその方向に進んでいるようですし、外国人材を紹介してくれる各社も『日本で働きたいという外国人が増えているから、すぐに紹介できます!』という具合で。まぁ何社かお願いしてみて、まずは数人採ってみようと決めました。ただ、Sociariseさんだけが『社長、この採用には落とし穴がたくさんあります。特に、今回ヒアリングした内容のままで進めると、早期離職の恐れがあります。』と言ってきました。」

Sociariseはマッチングの量よりも質を重視する。紹介しやすいよう都合のいいことだけを語るのではなく、不都合な真実も併せて伝える。

「気になって詳細を聞いてみたところ、在留資格申請のことや一度に複数人採用するときの注意点、業務指示・管理のコツ、信頼関係の築き方など初めて耳にする情報をたくさん提供してくれました。あぁ、こうやって情報をくれる会社にもお願いしておいたら何かと助かるな、と思ってSociariseさんにも依頼を出しました。」

ー 外国人採用をはじめてみて・・・

その後、4社からそれぞれ外国人の紹介を受けたが、最初の1名はSociariseから香港出身の人をZeal.G・P社は採用した。
「Sociariseさんが言うには、最初は時間がかかったとしてもお手本となる外国人を採用した方がいいということでした。経営者や人事は外国人を受け入れる準備を少なからずしていても、現場も同じ姿勢であるとは限らず、採用後の摩擦や抵抗感が生じやすいからだそうです。一緒に働く現場の人が外国人との接触に慣れていない状態で最初の1人が失敗してしまうと、2人目、3人目、4人目の採用も失敗しやすくなってしまうと。弊社が最初に紹介してもらった香港の男性は、日本留学経験があり、卒業後は日本の商社で営業や事業企画の経験を持っていました。『日本人チームの中で一人働いた経験があるので、日本人の機微がわかっており、摩擦も少なく済みます』という一言が採用の決め手でした。」

想定通り、その人は短期間で経営戦略室の主力メンバーに成長した。Zeal.G・P社は、現場の外国人に対する違和感が少なくなり、信頼が強まったところで外国人採用を本格化させる。

「その後、海外営業のためにパキスタン人、マーケティングでポルトガル人、フランス人、メキシコ人、IT開発のメンバーとしてベトナム人を採用していきました。それぞれ、採用時と入社後に問題も起きましたが、動じることなく落ち着いて対処できました。会社の中に外国人採用の経験が少しずつ蓄積されていたからです。」

およそ1年という短い間に6ヵ国の人材を採用した。全てが全て順調に進んだわけではないが、その度にSociariseと問題解決にあたり、自社の正解を作りあげながら乗り越えてきた。現在では会社役員は主体的に英語を学ぶようになり、現場責任者も「一緒に仕事する上で、日本語のレベルにはそこまでこだわらなくて大丈夫」と話すようになった。

ー 採用した外国人材はどのような活躍をしている?

「まず、当初考えていた通り海外への足掛かりができました。フィリピン、バングラデシュ、ジブチには実際足を運びましたし、その他の国々についても以前よりずっと簡単にアクセスできるようになりました。事業として実るまでにはまだ時間がかかるかもしれませんが、着実に歩を進めています。」

海外進出のために外国人採用を検討している会社は増えている。英語という世界的に通用しやすい言語を扱える上、出身国の言語や事情に精通しているためだ。しかし、外国人採用の真の価値はそこではない。英語やその他言語を扱えるとか、現地の事情に詳しいということだけなら日本人にもかなりいる。外国人採用が海外進出において有用なのは、彼らが”地球規模の人脈”を形成できるからだ。初めての地でも臆することなく自分自身のことを語り、相手と信頼関係を築いていく力。見通しの立てづらい状況において、新しいビジネスをつくりあげていくために必要な力だ。

「あと、我々にはなかった発想で面白いコンテンツを立ち上げてくれました。”Lady5(レディーゴー)”という名前で、インスタグラムやFacebook等のSNSで女性トラックドライバーを特集しています。トラック業界というと一般的に”男くさい”イメージがあると思うのですが、それを打ち破り、この業界にもっと親しみを持ってもらえるような取り組みです。インスタグラムのフォロワーは25,000人にのぼり、協力してくれる”Truck Lady”の人数も70人を超えました。」

まさに常識を覆す発想だ。業界全体のブランディングを目指し、関係者全体に利益が生まれるような視点で仕事をしている。大局的に物事を見て、大胆な行動を取れる点も外国人採用の大きな魅力だ。
※『トラック業界で輝く女性たちの紹介メディア Lady 5』はこちらからご覧いただけます。http://lady5-official.com/

ー Sociariseはこう考える

どのような人材を採用するにしても、それに見合うだけの価値がなければ人材への投資はできない。これは営利活動で成り立つ企業の大原則だ。だからこそ、Sociariseは外国人採用を確かな価値につなげるところまで手を入れる。『違いは価値』を実現してはじめて外国人採用は一つの人材戦略になりうる。そして、その正解は一社一者異なるから紹介後のサポートを重視する。支援する会社が自立し、当たり前のように外国人を採用・登用できるようになったとき、Sociariseの仕事は完遂する。