「食文化」と「職文化」

 私たちの生活から切り離せない「仕事と食事」に焦点を当ててみました。私たち日本人の食生活は地域性が強く、一見保守的に見えるが、目新しい食品も好んで食べる傾向があります。外国のメニューもいち早く導入し、むしろ受容力が高い民族だと思います。日本には世界各国の食事を楽しめる場所が至る所にあり、100カ国以上の食事を楽しむことができると言われています。
 
 また、日本人は初物好きである。江戸時代に、関西から樽回船で新酒が運ばれるのも、蔵元の一番乗りを競い、江戸入荷を楽しんでいました。初物に高い値が付き、江戸町民の楽しみの一つにもなっていたようでもあります。”遅れている”の表現には、時代遅れ、知識が浅い、古いとする意味が込められている場合が多く、新しい物事を知らないときにも使われます。
 
 しかし、これが社員採用になるとどうだろうか。日本で共に働く外国人の比率はわずか2%である。他の先進国(OECD加盟国)に目を向けるとその比率は10%を越えている国ばかりである。食文化の話の後で聞くこの数字に違和感を覚える方も多いと思います。食事と仕事に求めるものは根本的に違うとは言うものの、受容するという意味では同じだと思います。外国の「食文化」だけではなく、「職文化」も受け入れていくことは今後の日本人に求められるものなのかもしれない。