いつか来た道、のようです。~女性の社会進出と外国人材登用の類似性~

「ダイバーシティ」という言葉を聞いたとき、

まず真っ先に浮かぶのはどんなシーンでしょうか?

当社が現在、全精力を傾けて取り組んでいる外国人材が活躍する姿でしょうか?

それとも、定年を迎えた後もまだまだ前線で働くシルバーの方々の姿でしょうか?

もっとも多くの方がイメージされるのは、

女性が活躍する姿ではないかと思われます。

企業に「ダイバーシティ推進室」などという部署名がある場合、

たいていが女性社員の積極的活用を戦略的に推進しています。


それは今からさかのぼること約30年前ですが、

とある大手総合商社の昔話を聞いたことがあります。

これまで女性はアシスタント職の方しかおらず、

ほとんどの女性が結婚を機に退職してしまうという環境に、

総合職として女性が数名、採用されました。

正直言って当初それは、男女雇用機会均等法の施行に従うポーズとしてという面が強く、

会社側も暗中模索で受け入れ体制も整っておらず、

女性総合職が配属された部署では、どのような仕事を依頼すべきかもわからない状態だったと聞きます。

そんな環境のなかでも自発的に仕事を見出し、自らのポジションを築くことで、

後に続く後輩女性社員に道を切り開いてくれた先駆者たちのおかげで、

今では多くの女性が家庭・家事とうまく両立させながら、会社の一線で活躍されています。


このような女性の社会進出の歴史を振り返ってみると、

おそらく外国人材の登用についても、似たような経緯を辿るのではないかと思います。

日本における女性の社会進出は、法律施行が後押しとなりましたが、

外国人材の日本社会の進出は、少子高齢化による労働人口減少と経済のグローバル化という必要に迫られて増大していくものと思われます。


外国人材も受け入れる側も相互理解において試行錯誤することでしょう。

それでもそんななかから、自らの特性を活かしたアイディアを形にし、

新しいビジネスを生み出し、会社組織を活性化する外国人材がきっと現れます。

その先輩たちの切り開いた道を、さらに多くの後輩たちが広げていき、

立派な幹線道路になっていくものと思います。


10年後の調査・研究では、

「新卒で入社したプロパー外国人社員が多い企業ほど、業績がいい。取締役会にプロパー外国籍役員が多いほど、より幅広い洞察、見方、経験がもたらされ、意思決定が改善される」

という結果が出るのではないでしょうか。


「グローバルダイバーシティ10」。

~日本企業の社員の10%を有能な外国人材にしていこう~

という弊社のオリジナルビジョンの実現に向けて、

これからも一人でも多くの優秀な外国人材が

この国の未来を明るくするために定着してくれることを願って、

当社は活動していきます。